よこすかボランティアセンター運営計画(第1章 計画の概要) |
1、計画について | |
ボランティアセンターでは、この計画を次のように位置づけました。
この計画は、最初から読んでいただくことをおすすめしますが、必要な部分だけ読んでいただいてもかまいません。この計画は、ボランティアや関係者がボランティアセンターを身近に感じられることを期待して作成しました。 構成は、本編と資料編です。本編では第1章から第5章にまとめています。 第1章では、計画の目指すことや期間など、計画の概要を記載しています。 第2章では、ボランティアセンターの取り組みを通じた現状を記載し、課題をまとめています。 第3章では、第2章の課題を受け、ボランティアセンターとして、これから取り組むべきことを職員で共有するための、組織分析を行った結果がまとめられています。 第4章では、ボランティアセンター職員がこれから行うべき事業を実施計画として体系化しています。 第5章では、実施計画に取り組んでいく上で、ボランティアセンター職員が大切にしていく「協働(きょうどう)」「合意形成」「会議運営」の内容について記載しました。 資料編には、モデル事業として取り組んだ資料や、関連する資料を盛り込んでいます。 | |
2、「ボランティア」および「福祉」の位置づけ | |
(1)「ボランティア」および「福祉」の位置づけにいたる経緯 ボランティアセンターでは、モデル事業の一環として、平成17年度に「福祉教育活動冊子」作成委員会を組織し、論議を行ってきました。 その成果を、平成18年3月に『〜家庭、学校、ご近所のたすけあい、さまざまな活動の中で、誰もが取り組める〜福祉ってなに?』の冊子にまとめました。 この冊子を作成する委員会の論議を経て「ボランティア」「福祉」についての一定の考え方を共有することができました。 この冊子に記載のある「ボランティア」および「福祉」の位置づけを、計画の考え方の基盤としています。 (2)「ボランティア」および「福祉」の位置づけ ボランティア活動は、人によりさまざまな考え方があるのが実状です。しかし、共通している点もあります。 共通している点は、「わたしたちの住む町が、誰にとっても住みやすい」ことへつながる活動であり、この思いをもった活動であることです。 活動の内容が、身近で親切な活動、組織的な活動、継続性のある活動など、さまざまありますが、ボランティアセンターでは、「わたしたちの住む町が、誰にとっても住みやすい」ことへつながる活動について、支援していくように取り組んでいます。 中には、有償無償の考え方や、福祉施設で見られるような職員の仕事内容に、ボランティアがかかわることなど、活動の仕方にさまざまな論議がありますが、この論議をすることそのものに意義があるのではないかと感じています。 そして、共通の考えを理解し、違いは違いとして認めあう社会をつくることが必要であると考えています。 あわせて、福祉活動やボランティア活動をした人自身が「自己成長を自身で感じること」「自分が社会の一員と感じること」の2点につなげていくことも、大切にしていくべきことであると考えています。 最終的には「日々の1つ1つの福祉活動やボランティア活動を大切にし、積み重ねていくこと」で「わたしたちの住む町が、誰にとっても住みやすくしていく」ことへつなげていくことがボランティアセンターにとって大切な役割として考えています。 なお、「福祉(福祉活動)」と「ボランティア(ボランティア活動)」との関係を図1に記載しましたので、参考にしてください。
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3、ボランティアセンター運営計画が目指すもの | |
活動計画の理念は「わたしがつくる みんなでつくる 一人ひとりが住みやすい≠ワち 横須賀」です。 この理念を具体化するために、本計画では、ボランティアセンター職員が、これから取り組むべきことを事業としてあらわしました。 事業の企画や運営などの取り組みには、職員だけではなく、職員の働きかけに応じて、住民がかかわることを通じて、住民自身の主体的な活動へとつなげていきます。 | |
4、計画づくりの方法および経過 | |
本計画は、ボランティアセンターの取り組みについて、個々の職員が課題と感じていることを話し合ってまとめたものです。当初は計画づくりを目的としたものではなく、ボランティアセンターの職員が感じている課題を職員同士で共有していくことが目的でした。 活動計画でいわれているような計画づくりのプロセスにおいて、住民をまきこんだ計画ではありませんが、ボランティアセンターの職員が、それぞれの取り組みを通じた思いを共有し、職員が一体となって作成したものです。 計画ができるまでの取り組みは以下の図2のとおりです。
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5、計画の期間と計画の進め方 | |
計画の期間は、活動計画の期間にあわせ平成20年(2008年)4月から平成25年(2013年)3月までの5年間としました。 計画づくりが終着点ではなく、出発点であるということが職員内で共有され、社会状況の変化に応じ期間内においても常に見直しができるように、次の@Aに留意することといたしました。 @ボランティアセンター職員全員が定期的に集まり、各職員が取り組む事業の進捗状況や、事業を通じて感じた課題など、話し合いの場づくりをすること。 Aボランティアセンター職員とボランティアセンター運営委員とが、計画の進行や、新たな取り組みについて、お互いに積極的な論議がかわせるような緊張関係をもつこと。 | |
6、活動計画との関係 | |
平成20年3月に策定した第3次活動計画では、横須賀にある課題を7つに整理し、解決の取り組み目標を主体ごとに、「わたしたちができること」「福祉施設・関係機関ができること」「市社協が取り組むこと」として分けています。 この計画では、特に第3次活動計画の「市社協が取り組むこと」の内容の中でボランティアセンターの事業に関連する事柄について具体的に記載しています。 活動計画と計画の関係は、図3のようになります。
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