横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンター ロゴ

ボランティアニュース(153号) (平成22年2月号)

手話!誘導!点字!   学ぼう、 支えあいの心  
今年もボランティアスクール
横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンターが毎年実施しているボランティ アスクールが、市内の小・中・高校で行われて
いる。 児童や生徒たちに福祉やボランティアに関心を持ってもらい、「支えあい」の意識を高めることが目的。昭和56年に始まったというから、もう30年 ほど続 いていることになる。昨年4月から今年3月にかけて31校で実施される。そのうちの何校かをのぞいた。

手話体験▽将来は手話通訳を
手話体験 将来は手話通訳者に横須賀総合高校で は1月14日に、聴覚障害2級の講師による基礎介護の授業が行われた。障害者の現況と社会生活を営む上での問 題点を、身振り手振りで熱く伝えられ、生徒は真剣なまなざしで聞き入っていた。 次いで簡単な手話を実践練習した。
二年生の一人は「今日の授業でより興味が増した。将来は手話通訳をやってみたい」と話し、講師の長谷川さんは「耳が聞こえない人を理解して、心が通じるよ うになってほしい」と語っていた。




誘導体験▽怖かったけれど
誘導体験 怖かったけれど横須賀学院中学校では1月19日に「視覚障 害ってなに」というテーマで、一年生56人が目の不自由な人達との関わり方や支援の仕 方などを学んだ。
全盲の講師から、視覚障害者はどんなことに不便を感じているのかなど、実体験に基づいた話を聞き、横須賀市視覚障害サポート協会の三人のメンバーに誘導方 法の指導を受けた。
一人がアイマスクをして障害者に、もう一人が誘導者になって、誘導の基本を学んだ。
 光のない世界を体験した生徒の一人は「怖かったがいい体験をした。町で視覚障害者が困っていたら、積極的に声を掛けようと思う」と話した。


点字体験▽時間延長して       
点字体験 時間を延長して田浦小学校では1月26日に四年生38人が参 加して、点字の打ち方の体験学習が行われた。
点字器や点筆を使って、点字の仕組み、いろいろな文字の打ち方や読み方を習い、最後にドラえもんのしおりに各自の氏名を打ち込んだ。45分間の授業だった が、時間を延長して真剣に取り組んだ。
 生徒たちは「最初は間違えるのが怖かったが、最後はちゃんと打てるようになった」「楽しかった」などと感想を話した。
 指導にあたった横須賀市点訳奉仕会の関尾温さんは「この学習で子供たちが普段から視覚障害者のことを考えるようになってもらえれば嬉しいです」と語っ た。

  FUPPYのひとりご とフッピーのシンボルマーク
スクープ!! 新しいセンターの仲間、花見さんは多彩な才能の持ち主と判明!?
  今号からダンディー花見の華麗なる作品をご紹介していきたいと思います。
エコバック新聞やチラシで気に入った写真を見つけたら、 捨てずに再利用してみませんか。
作り方はよこすかボランティアセンターまで。
Q.何から作っているかわかりますか? 







A.新聞紙
もうすぐ春!春!春!?フッピーのイラスト
ひと足早くあたたかいハートを届けま す…
愛されて10年。!
これからもみなさまにまごごろを届けます!
横須賀市社会福祉協議会 のマスコット『フッピー』が1月1日で10歳になりました。
   忘れたらあかん day!!避 難所で宿泊体験
あの阪神大震災から15年。あの阪神大震災から15年。今年もまた「応 急避難所寒冷期宿泊体験」が1月16日から17日にかけて田戸小学校の体育館で行われた。主催は横須賀災害ボランティアネットワークとNPO法人横須賀国 際交流協会。
避難所で宿泊体験 地震などの災害が起きたとき住民たちが避難 するのが応急避難所。横須賀市ではその多くが学校の体育館になっている。寒い体育館で一夜を過ごし、避難所生 活を実体験して、いざという時に備えようというのがこの催しで、今年が11回目になる。
 今回の参加者は約100人。被災者を支援する災害ボランティア、外国人被災者を支援する災害多言語支援センターの人たちや、米国、フィリピン、中国など の在日外国人10数人も参加した。田戸小学校体育館 寒さ伝わりますか?
午後5時に集合、それぞれに寝場所などを確保したあと、主催者側から注意事項などの説明があり、レトルトカレーと炊き 出しのトン汁の非常食で体を温めた。続いて、新聞紙を使ったエコスリッパ作りや、伝言ゲームによる情報伝達を体験した。また、体験コーナーでは、赤十字防 災ボランティアによる救急法の実習や、いざという時に役立つロープワークなどを習った。
午後10時には持参した寝具などに入って、シンシンと冷える体育館で一夜を明かした。翌朝は6時に起床、朝食のおにぎりを食べた後、後片付けをして7時に 解散、一泊二日の避難所体験を終えた。

救護法でのひとこま初めて参加したというフィリピン人母子は「大 きな地震は体験したことがありません。いざというときにはどこに避難し ていいのか、どうやって情報を集めたらいいのかもわからず不安でした。避難所へくれば何とかなることがわかって、安心することができました。いい体験をし ました」と話した。






横須賀国際交流協会からのお知らせ
内 容:日本舞踊、三味線、
琴の紹介。着物、茶道、生け花、折り紙、書道の体験。
日 時:3月6日(土)13時〜17時
※時間は内容によって異なります。 
場 所:総合福祉会館6階
参加費:無料
※着物、生け花は各500円
横須賀市及び近隣に在住・在学・在勤の日本人・外国人(国籍問わず)を対象に日本文化を紹介し、体験していただきます。
皆様ご参加ください。
詳細はNPO法人横須賀国際交流協会046-827-2166へ
特集
嬉しかったひとこと 〜ありがとう2009〜
ボランティア活動で得られるかけがえのない心の交流、温かさ―。
今回、日々ボランティア活動に活躍されているの方に今年度の嬉しかったひとことを募りました。
▽支援学級でボランティアをしていたSさん。自分の方が楽しんだという思いからの一言です。
『支援学級ボランティアの帰りはいつも子ども達の「また来てね」「次はいつ来るの」の言葉に送られました。彼等の笑顔が見たくてこのボランティアは3年く らい続きました』
▽Tさんは、重度の自閉症の厚ちゃんのプールの付添介助を行って約10年。
厚ちゃんは自閉が強く、会話もほとんどできませんが、月に一度のプールを心待ちにし、帰りには必ず一軒のラーメン屋に立ち寄ります。おじちゃん、おばちゃ んとは顔なじみ。お店の中で大声を出すと、他のお客さんにそれとなく心遣いをしてくれます。そんなワンシーンからの嬉しかった一言です。
『約10年前から厚ちゃんと久里浜の温水プールに行っていますが、帰りに立ち寄るラーメン屋のおばちゃんの「厚ちゃん、今日はごきげんだね」の一言はいつ もほっとさせてくれます』
▽障害があるということは決して特別なことではないとさまざまな活動をしているMさん。一緒に施設訪問した友人からいわれたうれしかった一言です。
「障害者に対する見方、ふれあい方…いろいろ学び、自分の考えていた方向も変化した。機会があれば何か役に立ちたい」
今年度もあと1ケ月、みなさんもボランティアの「3つのあい」(出会い、ふれあい、助け合い)を楽しんでみませんか。
番外編
センター職員がもらったひとこと
災害ボランティアで活躍している方からいただいた一言です。
『災害が起きたら大変という思いから災害を学んだ。学んだら学んだで救急が大切と感じ、次は救急法、その次は児童救急法!?といった具合に世界が広がり続 けている。役に立たないかもしれないのにね』まさにボランティアを楽しんで実践中!

みんなで支えあう町づくり  三春町地区ボランティアセンター
いつも笑顔で迎えてくれます!今や三春町の顔!?です 京急堀ノ内駅から山崎 小学校方面へ徒歩約2分。こじんまりした建物の1階に三春町地区ボランティアセンターがある。平成11年5月にオープンし、火曜日と金曜日午前10時から 午後3時まで相談員が地域の人たちの相談に対応している。
三春町地区社協会長の外岡幸吉さん、所長の川間康雄さんにも地区のボランティア会員の活動の様子を聞いた。
川間さん(79歳)は「この地区も高齢化が進み、支援を必要としている人が多くなっています。現在登録ボランティアは男性6名女性47名ですが、若い人の 参加が少ないのでこれからは若い人に協力してもらいたいと思います」と話した。
ボランティアセンターでは、パソコン体験教室(無料)を開講したり、車いすの無料貸し出し(貸し出し回数平成20年度59回)、紙おむつの無償提供(寄贈 された紙おむつを必要とされる方に無償提供する)など多岐にわたる活動をしており、地域福祉を担う存在として住民から期待されている。
お知らせ   横須賀市ボランティア連絡協議会から
ボラ ンティア学習会
去る11月21日(土)市立総合福祉会館5階ホールにて、78名が参加してボランティア学習会が開催された。第1部では、「地域福祉ネットワークづくり〜 ご近所パワー活用術〜」と題して、川崎市宮前区で活動するボランティアグループすずの会鈴木恵子代表より講演があった。鈴木代表は、「地域課題を解決する には、地域住民が主体となりネットワークを作りながら、自分たちが出来ることを一緒に考えて活動を生み出すことが大切。」と話していた。第2部では、「お 年寄りに寄り添って〜私にできること〜」をテーマにパネルディスカッションが行われ、市内で活動するボランティア4名より活動内容や活動状況の発表があっ た。

ボランティア 連絡協議会のあり方検討会
平成22年度で結成30年を迎えるにあたり、会員より公募したメンバーで検討会を立ち上げ、今まで以上に会員から求められる会を目指すことを目的に、全5 回で話し合い報告書にまとめた。報告内容は、平成22年度総会でお知らせいたします。
平成22年度横須賀市ボランティア 連絡協議会総会
日 時 5月22日(土)13時30分〜
場 所 市立総合福祉会館
5階視聴覚研修室
  ※会員皆様のご出席をお待ちしております。
  ボランティア情報
  *申し込み・問い合わせは、ボランティアセンターまで
募集団体◇わくわくフェスティバル実行委員会
内容・売り子、会場整理、運営の手伝いなど
日時・5月8日(土)
9時〜16時
場所・妙真寺
◆地域作業所や地域の方々との交流のイベントです。
毎年、妙真寺(公郷町5-6)で行い、荒天時のみ順延となります。

募集団体◇メロディー
内容・外出介助
日時・4月25日(日)
9時45分〜16時
場所・しながわ水族館
◆メロディーはダウン症児のグループです。
お知らせ  ボランティアセンターからのお知らせ
◆◇ ポケットサロン再開のお知らせ
新型インフルエンザ流行のため、休止していたポケットサロンを4月から再開することになりました。みなさまのご参加をお待ちしています。
◇日時◇
4月9日、5月14日、6月11日、7月9日、9月10日、10月8日、11月12日、12月10日、3月11日
午前の部
10時〜11時30分
午後の部
13時〜14時30分
◇場所◇
総合福祉会館7階
第2音楽室
4月のみ5階視聴覚研修室
※場所が変更になる場合があります

◆◇おもちゃの病院開院日のお知らせ
平成22年度もおもちゃの病院を引き続き開院します。
◇日時◇
4月3日、5月8日、7月3日、8月7日、9月4日、10月2日、11月6日、12月4日、1月8日、2月5日、
3月5日
いずれも10時〜12時
◇場所◇
総合福祉会館4階
第1活動室
●6月は6月6日のふれあいフェスティバル(総合福祉会館6階体育室13時〜15時)で開院します。
※電池で動くおもちゃを持参する場合は、新しい電池をお持ちください。修理代は無料ですが、部品交換の場合は実費負担をお願いします。

◆◇貸出棚前期受付開始
貸出棚の前期申込みを受け付けます。
前期貸出期間は4月1日〜9月30日まで、受付期間は3月1日(月)〜12日(金)までとなります。
※応募要項は窓口で配布します。予定数を超えた場合は抽選になります。

◆◇ボランティア登録更新手続き終了◇◆
1月31日(日)をもちましてボランティア登録更新手続きを終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
※更新手続きされなかったグループ、個人の方は登録取り消しとさせていただきました。登録する場合はあらためて手続きが必要となります。

■前号の訂正のお知らせ■
ボランティアニュース第152号、2面第32回横須賀市肢体不自由児者運動会の記事に誤りがありました。「横須賀市肢体障害児者父母の会」とありますが、 正しくは「横須賀市肢体不自由児者父母の会」です。訂正してお詫びいたします。
お知らせ『やさしさ広がれ』ふれあいフェシティバルボラン ティア大募集
内 容・売り子、会場案内係りなど
日 時・6月6日(日)
場 所・総合福祉会館
*申込みは4月30日(金)まで

『ふれあいフェスティバル』は平成5年6月4日の「福祉都市宣言」により、市民の一人ひとりが連帯感のあるあたたかい福祉のまちを作ることを目指して行っ ているイベントです。
寄付をありが とう
平 成13年から、 今年も企業から、たくさんのカレンダー、手帳の寄付がありました。毎年楽しみにしている方も多く、みなさん喜んでお持ち帰りいただきました。
本当にありがとうございました。

*ご寄付いただいた企業*
株式会社東芝 社会貢献室
株式会社NTTドコモR&Dセンタ移動機開発部
大和証券グループ本社CSR室 (敬称略、順不同)
目に鮮やか色とりどりのカレンダー
お知らせ ボランティア登録数(1/31現在)
☆個人・・・・・・・・・・199
☆団体・・・・・・・・・・126

 11〜1月までの報告
 ○V活動希望相談数・・・・107
 ○V依頼相談数・・・・・・・・  44
 ○その他の相談数・・・・・・ 40
 ○寄付件数・・・・・・・・・・・・ 55


ボランティア・講座への参加の申し込み
ボランティア・講座への参加の申し込み、問い合せは次の方法でお願いします
電話 046-821-1303  FAX 046-824-8110
Eメール shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp
※申し込み先が別途記載されている場合は、そちらへ直接お申し込みください。


     
編集後記
編集後記 のシンボル画像  授業に介護を取り入れている高校を取材した。筆者は『今時の高校生は自 分の事ばかり考えているのではないか』という先入観を持っていた。しかし授業が始まると障害がある講師の説明の一挙一動を見つめる真剣な態度や将来手話通 訳を覚えて障害のある人達に役立ちたいと語る生徒の思いを聞き、それが叶う事を期待するとともに、いろいろな障害を支える若者が多く育ってくる事を願っ た。
(K・N)
     
(福)横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンター
(通称:よこすかボランティアセンター)
〒238-0041 横須賀市本町2-1 市立総合福祉会館4F
Tel:046-821-1303 Fax:046-824-8110
E-mail:shakyo-v@abox22.so- net.ne.jp
     

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