ボランティアニュース(138号) (平成19年4月号) |
〜遊び感覚でいい汗流そう〜 |
3月25日(日)市立総合福祉会館で「ふれあいデイキャンプ」が開かた。
小学生から高校生までのおもに知的障害のある子どもたちと、
一日楽しく遊ぼうというボランティア活動で、こういった活動は「余暇支援」といわれている。
横須賀・三浦地区でもいくつかのグループが活動しているが、
共通する悩みはボランティアの確保ということにあるようで、
「ボランティアをしようなどと難しく考えないで、遊びにくるつもりで気軽に参加してほしい」
と呼びかけている。 その活動を紹介しよう。 |
ふれあいデイキャンプ |
25 日の「ふれあいデイキャンプ」は総合福祉会館の音楽
室で行われた。本来は三笠公園が会場になるはずだったが、
当日はあいにくの雨。室内での実施になった。当日集まった
のは、障害のある子どもたちが10 数人、高校生などのボラ
ンティアが20 人ほど。子どもたちとボランティアは一緒に
なって、ボール投げやボウリング、積み木遊びなどに歓声を
上げていた。 実行委員の三好圭さんによると、障害のある子どもたちが 保護者の元を離れてボランティアと遊ぶことで、自立心や社 会性を養い、同時に保護者には心身のリフレッシュをしても らうというのが、この催しの目的だという。いろいろなボランティアグ ループのリーダーたちが実行委員会を作り、ボランティアセンターの支 援を受けて企画・運営に当たっており、春休みに行うデイキャンプのほ かに、夏休みには一泊のキャンプも開かれる。 ボランティアは公募や、高校などへの呼びかけで集まって もらっているが、最近その数が減っているのが、悩みの種 だという。かつては、30 人、40 人と参加してくれたボラ ンティアも、最近は20 人程度のことが多く、そのために、 参加する障害児の数を泣く泣く制限しているという。 |
サポートホリデイネットワーク |
次に「サポートホリデイネットワーク」を紹介しよう。
このグループは「障害のある子どもが余暇を楽しく過ご
せるように、友達としてサポートしよう」というのが活動
の趣旨で、メンバーは高校生、大学生、専門学校生、社会
人など約20 人、平均年齢20 歳強という若い仲間の集まり
だ。 中心になる活動は、毎月第3 土曜日に福祉会館で開く 「さぽほり広場」。室内でゲームやおしゃべりをしたり、 会場近くの公園に出かけて運動したり、自分の好きなこと をして楽しく遊ぶことをテーマにしている。これには高校 生がボランティアとして参加している。 「サポートホリデイコンサート」は2000 年のサポホリ誕生 以来毎年行われているイベントで、障害のある人と「とに かく音楽を楽しんじゃえ」というのが、このコンサートの コンセプトだという。 また「プールに一緒に行って」「近くの公園で遊んで」 などという声に応えようという「フレンドサポート」を、 昨年試験的に実施したが、サポーターが十分に集まらない という壁に阻まれて、目下は活動を休止しているという。 このほかにも、知的障害者のためにスポーツをする場所 を確保し、一緒に卓球とバトミントンを楽しもうという 「タットン会」など、多くの余暇支援活動のグループがあ る。 遊び感覚で参加し、いい汗を流してみてはいかが。 |
春の中へ新しい一歩を |
障害者 IT サロン誕生 |
三浦半島パソコンサポートネット、シャローム浦上台、ボランティア連絡協議会の協働で、
障害のある方のパソコン操作をサポートする『障害者ITサロン』が4月17日(火)に
オープンしました。サロンでは障害のある方でパソコンの利用を始めたい方、
困っている方などを応援して、パソコンを通じて社会活動に参加できるよう
お手伝いします。お気軽に来場してご利用ください。 ○開催日時 毎週火曜日 @13:00〜14:00 A14:30〜15:30 ○場所 シャローム浦上台(横須賀市浦上台1-11-1) 京急馬堀海岸駅より徒歩15分、タクシー5分 車でお越しの場合は事前予約が必要です ○申込み シャローム浦上台(受付時間 10:00〜18:00) TEL 046-841-0319 FAX 046-841-0982 ○問合せ 横須賀市ボランティア連絡協議会(よこすかボランティアセンター内) |
コールしらさぎ創立10周年記念コンサート |
高齢者施設を慰問しているコーラスグループ「コールしらさぎ」の
創立10周年を記念したコンサート。入場無料、車いすを利用している方もお気軽にどうぞ。 日時 6月30日(土)午後1時30分開演 場所 ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(京急汐入駅下車) 曲目 花、赤とんぼ、真夜中のギター、アヴェマリア、別れのブルースなど約20曲。 ほかに滝王子あんさんぶるの演奏、全員合唱 後援 横須賀市社会福祉協議会、横須賀市生涯学習財団 連絡先 046-848-2338 鈴木 |
米海軍横須賀基地(ベース)内でのボランティア活動に参加しませんか? |
よこすかボランティアセンターでは、昨年の夏より米海軍横須賀基地
(ベース)が行うイベントのボランティアを募集しています。 これまで延べ40人のボランティアが、ヴェルニー公園のカウントダウンでの 豚汁づくりと後片付け、フィッシング大会やアースデイ(清掃活動)のイベントを 手伝ってきました。 横須賀らしい、他市にはないボランティア活動です。英語ができなくても、気持ちは通じます。 ボランティア活動を通じてひと味違う国際交流に参加してみませんか。(「ボランティア募 集」欄で随時募集しています) |
ボランティア講座 シニア編 受講者募集 |
イベントのボランティア活動に興味をお持ちの55歳以上の方を対象に、
ボランティアについての基礎知識、心構え等をレクリエーションを織り交ぜながら、
学習していきます。 第1回:日時 5月26日(土)午後1時〜4時 場所 市立総合福祉会館4階ボランティアセンター第2活動室 内容 ボランティアについての基礎知識、車いすの操作など 第2回:日時 6月3日(日)午前9時〜午後4時 場所 市立総合福祉会館 内容 「ふれあいフェスティバル」のボランティア一日体験 第3回:日時 6月16日(土)午前10時〜12時 場所 市立総合福祉会館4階ボランティアセンター第2活動室 内容 情報・意見交換会など 定員 20人(先着順) 参加費 無料 |
おもちゃの病院 開院日 |
5/12、6/3、7/7、8/4、9/1、10/6、11/10、12/1 H20.1/12、2/2、3/1 【毎月第1土曜日、1・5・6月は異なります】 受付時間 午前10時〜12時 場所 よこすかボランティアセンター第1活動室 ※電池で動くおもちゃをお持ちの場合は、新しい電池をお持ちください。 ※修理代は無料です。部品交換の場合は実費負担をお願いします。 |
おもちゃドック「よこすか」 |
壊れたおもちゃを修理することで、子どもたちの物を大切にする
心を育むことを目的に、平成15年に設立されました。原則月1回総合福祉会館で
「おもちゃの病院」を常設しています。(6月はふれあいフェスティバルの中で開催) 代表の月永さんは「おもちゃが治らなかった時はストレスになりますが、 治った時は子どもたちに喜ばれて爽快感があります。メンバーは24名でシニア中心ですが、 15歳の高校生もいて、自由に楽しく活動しています」と話します。 ボランティアの皆さんは講習を受けた専門医で、おもちゃの治癒率は96%というから驚きです。 4月7日の病院では壊れたおもちゃを抱えた子どもたちでにぎわっていました。 |
ボランティア体験 参加者募集 |
学生の皆さん、今年の夏は市内の高齢者施設、障害者施設、保育施設、
地域作業所でボランティア活動を体験してみませんか。事前学習会に参加のうえ
ご本人がお申し込みください。 対象・人数 市内在住・在学の中学生、高校生、専門・大学生 定員200人(先着順) 活動期間 7月21日(土)〜8月31日(金)の3〜5日間 事前学習会 5月28日(月)29日(火)30日(水)31日(木)6月 1 日(金) 9 日(土) ※いずれか一日 市立総合福祉会館5階視聴覚研修室にて(31日、1日は2階第2会議室)午後4時30分〜6時 事後学習会 8月31日(金)午後4時30分〜6時 市立総合福祉会館2階第2会議室 申し込み期間6月12日(火)〜7月23日(月) |
ハンディキャブよこすか 会員大募集 |
送迎ボランティアグループ「ハンディキャブよこすか」では会員を募集しています。
普通自動車免許をお持ちの方ならどなたでも参加できます。 活動内容 公共の交通機関を利用できない高齢者、障害者、車いす利用者の送迎。 ※リフト付自動車または自家用車を使用 活動日時 月〜金曜日午前9時〜午後4時の都合がよい日時 |
はないちもんめ |
日中満員に近いバスに乗った。
前方の中学生が「席が空いています」と声をかけてくれた。バッグ一つという身軽さもあり、
私より前から乗っている人もいるようで、すぐ座ることをためらった。が、
私が座れば一人分の空間が出来ると思い、ありがたく席に着いた。 また先日も同じ路線バスに乗った時のこと、勤め帰りの人も多く、すごく混み合っていた。 ひと停留所を過ぎた時、私から少し離れた所に立つ中学生から席が空いたことを教えられた。 せっかくではあったが、混雑のなか席まで近寄れなかった。 このように二人の男子中学生が、大勢の中で、優しい言葉をかけてくれた勇気ある行為に、 感心と感謝が交差した。 最近乗り物やスーパーの中で、老人や幼児に手を差しのべている人達をみかける。 このほほえましい場に出会って、福祉の輪が広がりつつあることを感じた。 |
編集後記 |
○…言うまでもなく、暦の上での年の始まりは1月だが、社会活動の区切りとなる「年度」は、
農業年度の10月や肥料年度の7月などの例外はあるものの、会計年度や学校年度などのように
その多くは4月が始まりとなっており、「新年度」といえば4月からというのが一般的な
共通認識だろう。なぜ年度の始まりが4月なのかは知る由もないが、しかしそれは時宜を
得ていると思われる。 ○…年度の始まりが、正月ボケから覚めやらぬ1月ではまずかろうし、さりとて、 炎暑の盛りの8月では「さあ気分を変えて働こう」という意欲もわいてこない。 万物が眠りから覚める春こそが、新たなスタートを切るときなのだ。その4月がまた巡ってきた。 「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」。時は人を待たない。新しい一歩を踏み出すの は今だ。 (Y・T) |
ボランティア・講座参加の申し込み |
〒238-0041 横須賀市本町2-1 市立総合福祉会館4F Tel:046-821-1303 Fax:046-824-8110 E-mail:shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp |