横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンター ロゴ

ボランティアニュース(145号) (平成20年7月号)

出足好調でうれしい悲鳴
〜〜ポケットサロン〜〜
 親子で布おもちゃで遊びませんかー。
 今年4月から始まった「布おもちゃポケットサロン」が好調なスタートを切った。 参加者は予想をはるかに上回り、関係者はうれしい悲鳴を上げている。
親子の出会いの場として
たのしく遊んでいる親子  この催しは、ボランティアセンターの新しい事業。これまでは布おもちゃの貸し出しを してきたが、さらに一歩進めて、布おもちゃを通じて子育て中の親子に、出会いや交流の場を 提供しようという目的で始まった。
 1回目は4月11日に行われた。場所は総合福祉会館5階の教養活動室。参加した親子は 午前、午後会わせて56組、125人。思いのほかの参加者に、あわててもう一部屋増やすこ とになったという。
 2回目の5月9日はさらに増えて、73家族、156人。布おもちゃで無心に遊ぶ幼な子 たち、会話が弾む若いお母さんたち。ともに楽しい時間を過ごしたようだ。
作る側にもやりがい
談笑している皆さん   会長の小松久子さんは「こんなにたくさんの親子が参加してくれるとは思わなかった。 アンケートにも楽しかったと答えてくれた人が多く、お母さん方にも満足してもらえたようだ。 私たちおもちゃを作る側にとっても、どんなおもちゃがよく使われるのかが分かって、新しい ものを作るヒントになるし、やりがいにもつながってくる」と話している。
にぎわうサロン  おもちゃは、絵本、動物、野菜、ゲームなど60種類以がある。これを作っているのが ボランティアグループの「ポケット」。8年前に活動を始め、現在会員は50人余り。 毎週1回集まって布おもちゃ作りをしている。この親子サロンでも、おもちゃの使い方の アドバイスをするなどのサポートをしている。
[布おもちゃ親子サロン]
☆開催日      :毎月第2金曜日の午前10時から11時30分と、 午後1時から2時30分の2回。この間、自由に会場へ。
☆場所   :総合福祉会館5階教養活動室
☆対象   :0歳児から6歳児までの親子
☆会費   :無料
☆問合せ     :よこすかボランティアセンター 046―821―1303
緑の風に吹かれて
ふれあいの輪広がる
ふれあいフェスティバル大盛況
浴衣のフッピー  恒例の「ふれあいフェスティバル」が、6月1日(日)総合福祉会館で開かれた。これが 12回目。横須賀の福祉のイベントとしてすっかり定着し、今年もあふれんばかりの人で にぎわった。参加した団体やそれをサポートしたボランティアに一言を聞いた。

▽畑山仁美さん(20代) 作業所物販
第1回から欠かさず参加している。高校時代からボランティア活動をしている。 今も福祉関係の仕事をしている。ここ3年くらいは作業所の物販の手伝いをしている。 お客さんが手に取り買ってくれるのでありがたい。もちろん来年も参加する。

▽小林弥生さん(60代) 弁当手配
シニアボランティア講座を受けて、シニアにもできることがあると知って、 昨年から参加している。知らない人と出会えたり、今まで体験できなかったことが できるので、とても楽しい。

ふれあいフェスティバル2
▽男性(40代) 救急法紹介
とっさの時に役立つよう、ボランティアで救急法を紹介している。毎年ではないが、 無理のない範囲で参加している。ことしは、AED自動対外式除細動器の紹介に力を入れた。
ふれあいフェスティバル1
▽女性(60代) 住宅改造相談
障害のある人やお年寄りが、長く自宅に住み続けられるよう、相談に乗っている。この 催しには毎年参加している。

ふれあいフェスティバル3 ▽羽生田京子さん(60代) 会場案内
病院で仕事をしていて障害のある人には多く接しているので、少しでも役に立てばと 毎年参加している。人との接し方は難しいが、皆さん喜んで協力してくれるので、混雑もスムーズに さばけている。またやりたい。
ふれあいフェスティバル4
▽服部春子さん(60代) 会場案内
身内の介護の経験を生かそうと、ボランティアの説明会などに行ったが、まずは無理なく 出来ることからと、この催しに参加した。難しいとこもあるが、気持ちが通じて喜んでもらえる のがうれしい。ボランティア活動は楽しい。自分も元気になる。
サークルニーハオ
よこすかボランティアセンター登録グループ活動いろいろ サークルニーハオ  平成10年1月中国語を学習するグループとして発足した。その後ボランティア活動もして いこうということで、ふれあいフェスティバルにも参加している。
 代表の田中信男さんに話をうかがった。「会員は男性3名、女性11名、平均年齢は65才くらいです。 毎週土曜日総合福祉会館で中国語の学習をしています。講師は日本人と結婚した台湾の女性で、 皆楽しく学習しています。去年3月にメンバー10名で台湾を訪問しました。台南の小、中学校、 台北の専門学校で折り紙を教えたり、和服の着付、茶道のデモンストレーションをしてきました。 中国語をマスターするのは大変ですが、各自のペースでやっていければ良いと思います」。
夏休みボランティア体験ーわたしにもできるもん!

 夏休みを利用してさまざまなボランティア体験をしてみませんか。手話ダンス、 布おもちゃ作り、古切手を利用してのしおり作りなど。
☆ オリエンテーション
日時: 7月25日(金) 14時〜15時
場所: 総合福祉会館2階 第2会議室
☆ ボランティア体験
 日時: 7月28日(月)〜8月15日(金) 時間は参加する活動による
 内容: ボランティアセンターに登録しているボランティアグループ、関係団体の活動体験
 場所: 総合福祉会館内
● 対象:市内在住・在学の小学生(3年生以下は保護者同伴)から一般の方
● 定員:100人(先着順)
● 参加費:なし
● 申込み:ボランティアセンター窓口にて随時受付
体験内容についてはボランティアセンター窓口で配布するパンフレットをご覧ください。
新所長からのあいさつ
新所長梅田英治さん  4月1日よりボランティアセンターに勤務している所長の梅田英治でございます。日ごろより皆様には、「出会い」「ふれあい」「助け合い」の3つの「あい」のもと、社会福祉事業にご理解をいただき、改めてお礼申し上げます。みんなが「しあわせ」になること、みんなで住んでいるまちにちいさな「しあわせ」をいっぱいつくることで、だれもが安心して暮らすことのできる福祉の「まち」の実現をめざしがんばりますので、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
お知らせ ボランティア連絡協議会総会開く
ボランティア連絡協議会役員のみなさん  5月24日(土)市立総合福祉会館で、平成20年度横須賀市ボランティア連絡協議会総会が開 かれました。ボランティアグループや個人ボランティアなど145名が出席し、第1部では、 前年度報告や新年度計画、予算など認められました。任期満了に伴う役員改選も行われ、 長田絢子新会長を選任、千葉茂副会長と石川和子副会長の留任が決まりました。(写真: 左より石川副会長・長田会長・千葉副会長)
 また、第2部では、「学校教育と“はぐくみかん”とのつながり」と題して、 市教育委員会総務課長の新倉聡氏より講演をいただきました。総会を終え、長田新会長は、 「会員相互が交流し、さらに結びつきを深めていけるような会にしていきたい」と抱負を 語りました。
募集 ふれあいキャンプボランティア募集
 ふれあいキャンプは、主に知的な障害のある小学校3年生から高校3年生までの子どもたちが、 家族と離れてボランティアとともに遊んだり、泊まりながら一緒に過ごすことで、自立心や 社会性を養うことを目的としています。

対象 :15歳(高校1年生)以上で「活発に動くことができる 元気」と「子どもたちたちと優しく接してくれる気持ち」がある方
日にち :8月9日(土)〜10日(日) 一泊二日
ところ :鴨居コミュニティセンター
その他 :申し込みの際は、@氏名(フリガナ) A性別B年齢C住所D電話番号E参加回数―をお知らせください。
:ボランティア行事用保険に加入します。
ボランティア募集
    *申し込み・問い合わせは、ボランティアセンターまで
★継続★
募集団体◇アクション◇

@ 内容・外出介助
  日時・7月13日(日)9時50分〜16時30分
  場所・東京タワー

A 内容・日帰りバス旅行の外出介助
  日時・8月3日(日)9時〜16時30分(予定)
  場所・大宮鉄道博物館
アクションは知的な障害のある方のグループです。

募集団体◇メロディー◇

 内容・バドミントン
 日時・7月27日(日) 9時45分〜12時
 場所・総合福祉会館  

 内容・午前バドミントン、午後映画鑑賞
 日時・8月24日(日) 9時45分〜16時 
 場所・総合福祉会館
メロディーはダウン症のお子さんのグループです。

募集団体◇ツインズ◇

 内容・保育(未就学児)
 日時・8月2日(土)9時〜12時30分
 場所・ウエルシティ
 団体の説明入れ
ツインズ(双子、三つ子ちゃんの会)全体会での保育です

募集団体◇ふれあい運動会実行委員会◇

 内容・競技のお手伝いや片付けなど
 日時・10月12日(日)8時30分〜16時30分
 場所・諏訪小学校
 団体の説明入れ
ふれあい運動会は毎年行っている傷害のある方と地域の方の運動会です

募集団体◇サマープログラム実行委員会◇

 内容・レクレーションのお手伝い
 日時・7月22日(火)、23日(水)、25日(金)、8月25日(月)、26日(火)、27日(水)
      9時30分〜14時30分
 場所・総合福祉会館ほか  
サマープログラムは武山養護学校のPTAが主体で行っている夏休み余暇支援です。
7月25日は調理、8月26日は車椅子ダンスなど、楽しい催しを予定しています。

そのほかにもあります。
ぜひ一度ボランティアセンターまでお越しください。


ボランティア・講座への参加の申し込み
ボランティア・講座への参加の申し込み、問い合せは次の方法でお願いします
電話 046-821-1303  FAX 046-824-8110
Eメール shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp
※申し込み先が別途記載されている場合は、そちらへ直接お申し込みください。


     
はないちもんめ
はないちもんめ のシンボル画像  元気そうで安心したと、出迎えてくれたYさんは、私が十年来悩んできた日光アレルギーを気にかけてくれる。そんなYさんの優しさは何よりの愈しを感じる。今日もハーブの咲くYさんの庭でおしゃべりを楽しんだ。 その数日後、町で病院帰りの兄に一年半ぶりに出会った。兄を見るなり「やせたでしょ」と、あたかも兄が重い病であるかのように、語気を強めて言った。母の法事の時は誰よりも若いとさえ感じたのに、今日の兄にはあの時の若さはなかった。 親、きょうだいの間は、だれよりも一番情愛の深い間柄だけに、相手の心を傷つけてしまうようなことを、つい口にしまいがちである。兄と会ったあの時、肉親であるが故に直感的に言ってしまったが、早く良くなってほしいと願ってのことだった。 あの日の兄は私の無責任な一言を、どんな気持で受けとっただろうか。言葉を選ぶことの大切さを痛感した。先日のYさんのように、さり気ない気配りのできる人になるべきだと思った。
編集後記
編集後記 のシンボル画像 ○…保健福祉大学で作家・五木寛之の講演を聞いた。テーマは、現代社会をいかに生きるか、といったもの。教えられることの多い内容だった。五木は、今の社会はかつてないほど病んでいるという。来るところまで来ているともいう。自殺、いじめ、親殺し、子殺しなどなど、今ほど新聞を見るのがいやな時代はない、戦後の貧しい時代はまだ人々の目は輝いていた、しかし、現代に生きている人の心は萎えている、という。
○…時代は「躁」から「鬱」へと変わってきた、という。その「鬱」の時代を生きるにはどうすればいいのか。五木は言う。無理をして明るく生きることはない、悲しいときは悲しみ、泣きたい時は泣けばいい、「あー」と深いため息をつきながら、嘆きや悲しみをやり過ごせばいい、と。そして、人は嘆き悲しむ人を助けることはできない、できるのはその人の手の上に手を置き、自分の非力さを嘆いて深いため息をつくことである、と。人の手に自分の手を重ねて、ともに嘆き悲しみ、時には笑う―それはボランティアの本質なのかもしれない。
(Y・T)
     
(福)横須賀市社会福祉協議会ボランティアセンター
(通称:よこすかボランティアセンター)
〒238-0041 横須賀市本町2-1 市立総合福祉会館4F
Tel:046-821-1303 Fax:046-824-8110
E-mail:shakyo-v@abox22.so-net.ne.jp
     

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