SWOT分析の取り組み方 〜記載の具体的な内容〜 |
(1)SWOT分析を行うにあたり・・・ | ||
SWOT分析の詳細は、本編に記載しておりますが、ここでは、よこすかボランティアセンターの職員が行ったSWOT分析の手順を記載したいと思います。 この分析は、ひとりで行うものではなく、組織に所属する方々みんなで取り組むことが必要となります。 できれば、どなたかが取りまとめを行い、進めていくことが望ましいと思います。 | ||
(2)SWOT分析の雛形(表1と表2)を用意します。 | ||
雛形の中から、表1と表2を人数分用意します。 SWOT分析の雛形(表1〜表7)【doc形式】 まずは、各人が、表1と表2をそれぞれ記載します。右にしめした表1は、組織の内部環境を分析するためのシートです。 書き方に決まりがあるわけではありませんので、普段感じていることを少し意識しながら、項目ごとに書き進めていくとよいと思います。 同じように、外部環境をしめす表2も、記載をしていきます。 書きづらい内容があると思いますが、この段階では、内容が整理されていなくてもかまいませんので、少しでも多くの内容が出せると良いと思います。 | ||
(3)SWOT分析の雛形(表3)を用意します。 | ||
表1と表2のシートをもとに表3を作成します。表3は、シートを書いたメンバーが集まり、協議をしながら完成をさせていきます。この表3のシートの作成がSWOT分析で大きなポイントとなります。
参考までによこすかボランティアセンターで取り組んだ表3の内容を掲載します。
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(4)SWOT分析の雛形(表4〜表7)を用意します。 | ||
表3の「C」「D」「E」「F」で記載した内容をより深めていくために、「C」の内容を表4へ、「D」の内容を表5へ、「E」の内容を表6へ、「F」の内容を表7へ、それぞれ記載していきます。 表4〜表7を作成するときには、表3を作成したときと同じように、シートを書いたメンバーが集まり、協議をしながら完成をさせていきます。 その時に、ふせん・ホワイトボード・デジタルカメラを利用しながら進めると、お互いの情報や思いを共有しやすくなります。 表4と同じような形で、表5から表7までを完成させます。
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(5)表の記入後、これから取り組む内容をメンバーで共有します。 | ||
表を記入したことで、これから取り組む内容が明らかになると同時に、メンバーが話し合いのプロセスを通じて、お互いにどのようなことを考えているのか、思いが共有できるようになります。 表を記入することだけを目的とするのではなく、メンバー間の意見交換や思いをお互いに知ることも目的にすることで、より良い組織分析につながると思います。 よこすかボランティアセンターでは、この組織分析をした後に、組織で取り組むべきミッションを導き出し、各事業の分析を行っていきました。これらは、本編に記載しておりますので、参考にしてください。 | ||
(6)組織分析の解説 | ||
表4から表7の内容には、以下のような意味も含まれていますので参考にしてください。 ・表4(C 強みで機会を生かす今後の取り組み) 特色のある取り組みが書かれている項目 ・表5(D 弱みを克服して機会を逃さない今後の取り組み) 今はできていないが、職員の創意工夫でできることが書かれている項目 一番ボランティアセンターとして取り組みが可能であるので注目してみる項目 ・表6(E 強みで脅威を克服する今後の取り組み) 職員の努力で超えられない要因があり、役職者などが動かないと実現できないことが書かれている項目 ただし、表5の活動のヒントになることが記載されていること ・表7(F 弱みを克服して最悪の状況を招かない今後の取り組み) 危機管理について書かれている項目 | ||
(7)SWOT分析の雛形(表1〜表7) | ||
表1〜表7を添付しましたので、参考にしてください。 SWOT分析の雛形(表1〜表7)【doc形式】 |
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